技術的背景<2>情報の変調技術

電磁誘導の原理により、例えばリーダ・ライタのコイル回路に一定の周波数の波(搬送波)を流せば、同じ周波数の磁束変化が伝わり、タグ(カード)側のコイル回路に、やはり同じ周波数の波を生じさせます。

4章で述べたように、タグ側には電源がなくてもいわばリーダ・ライタの電気エネルギーが利用される形になります。

従って、その搬送波を基本に、適当に振幅を変えたり(ASK/振幅変位)、周波数をずらしたり(FSK/周波数変位)することにより、情報を伝えることができます。

ちょうどラジオの電波に音楽や声が乗ってくるのと同じです。

あるいはデジタルの信号であれば、その0/1に伴って位相を反転させる(PSK/位相変位)という手もあります。

図には、それぞれにより実際に搬送波がどう変わるかを示しました。

タグ(カード)からリーダ・ライタに情報を送るのも基本的には同じことです。

ただし、搬送波のパワーが違うので、周波数を落とした波を返りの搬送波として変調することも行われます。

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